概要
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タイトル:花束みたいな恋をした
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公開:2021年1月29日
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監督:土井裕泰
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脚本:坂元裕二
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主演:菅田将暉、有村架純
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主題歌:Awesome City Club「勿忘」
あらすじ
終電を逃した夜、東京・京王線の明大前駅で偶然出会った大学生の山音麦(やまね むぎ)と八谷絹(はちや きぬ)。同じ映画、音楽、作家が好きなふたりは、すぐに意気投合し、自然な流れで恋人同士に。
二人で暮らし始めた日々は、ささやかで幸せそのもの。趣味を共有し合い、同じ時間を重ねる中で、かけがえのない「今」を生きていきます。
けれど、就職活動や社会との接点が増えるにつれて、理想と現実のギャップに悩み始めるふたり。夢を語り合ったあの頃とは違う道を歩き始めた時、恋の行方はどうなるのか──。
みんなの声
共感した!という声
「まるで自分の恋愛を見ているようだった」
「“わかる、わかる”の連続。セリフが心に刺さる」
「大学時代の彼との思い出が蘇って、涙が止まらなかった」
特に20代〜30代の人たちから、「登場人物に自分を重ねた」「過去の恋を思い出した」という共感の声が非常に多く見られました。
切なさに心が揺さぶられた
「最後は静かに涙が出た」
「幸せなはずの日々が、少しずつ変わっていくのがリアル」
「“永遠”って存在しないんだなって思った」
この映画はハッピーエンドではないからこそ、現実味があって余韻が深く、多くの観客の心に“じわじわ残る切なさ”を残しています。
セリフや演出が秀逸という意見
「坂元裕二の脚本が本当にすごい」
「何気ない会話が印象に残る」
「“ふたりで生きていくこと”の難しさを言葉で見せてくれる」
さりげない会話の中に詩的で深い意味が込められており、脚本の完成度を称賛する声が多く見られました。
サブカル好きにはたまらない
「細かい映画・本・音楽の名前にニヤリ」
「共通の趣味でつながる恋って、最高に尊い」
「いろんな“好き”が散りばめられていて、楽しい」
劇中には実在するカルチャー(カフカ、スピッツ、銀杏BOYZ、村上春樹など)がたくさん登場し、共通の「好き」がつないだ恋をリアルに描いています。
総じて「観てよかった」との声多数
「切ないけど、観てよかった」
「今の恋人と観るのはちょっと勇気がいるかも」
「一人で静かに観るのがおすすめ」
観終わった後の静かな余韻に浸りたいという声が多く、じっくり自分の中で咀嚼したくなる作品だと感じている人が多数です。
私の感想
共感しかない。
第一感想はおしゃれだな。最後まで見た感想は「おしゃれで切ない」だった。
4年前の作品だけど、今から見たって全然遅くない。何歳だって全然いい。ちなみに私は30代。若かれしときの恋愛と重なるところが多くてなんだか懐かしくも切なさを感じた。
・・・それよりも!!!麦の生活の変化よ!そこにめっちゃ共感した!以下その理由を書きました!
麦の境遇に共感できること
社会人になり、今まで好きだったものができなくなり、SNSにしか時間を割けなくなっていったこと。麦も今まで本とかゲーム、絵をやっていたのに、パズドラにしか時間を割けなくなっていっていた。なんでこういうことが起こるのか。自分のしたいことをするには多少なりともお金が必要だから働くのに、いつの間にか仕事に脳みそが蝕まれていく。今まで、学校が終われば漫画を読んだり、映画をみたり、町に繰り出してみたり、本を読んでみたりしていたのに、それが「仕事」になると途端にできなくなる。不思議すぎる。そのくせ、SNSをみる時間はある。ほんと不思議。
私はこの現象については未だに言語化が出来ない。
これが嫌すぎて、SNS断ちを実行している。
絹への共感
自分との将来を考えて、仕事して頑張ってくれているのはわかる。わかるんだけど、そうじゃない。そんな仕事人間のあなたを好きになったんじゃない。前みたいに一緒に舞台みて、お互い好きな本の感想を言い合ったりして笑って、そんな風に過ごしたいだけなのに。 あなたは変わったしまった。
みたいな感じ。わかる。
↑ちなにこの時の麦は、「学生の頃と社会人との恋愛は違う。ずっとそんな楽しいことがしたいなんて仕事をなめてる。」的な感じだったけど、楽しい方向に進んで何がいけないのか。と思った。
ちょいちょい麦の言葉がグサグサきた
絹に対して、なんでそんなこというのーーーっていう場面がちょいちょい。
想い出を語ってるときに、「あれには引いた」とか言ってたけど、実際言われたら、「あぁそんなこと思ってたんだ」とか思っちゃいそう。(笑)
実際に言われたとあるけど、「いや、その時に言えし。なんなら今まで言わなかったんだから、今言うなし。」って思ったことある。
まとめ
でもやっぱり一番共感できたのは恋愛の事よりも、麦の生活の変化かな。一番初めにかいた麦との共感のところ。
定時で帰らせてくれればいいのに、定時上がりなんて夢のまた夢。
趣味に時間を費やせなくなるなんて全く何のために働いているんだか。
なーーーーーーんてみながら映画を見ておりました。
なんか、言葉がおしゃれな映画だったなぁ。なんか私の中には麦も絹もいる気がした。